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「北海道にBMWの良さを広めたい!」札幌のBMW専門店・インポートカーBODEN(ボーデン)橋本圭市の社長ブログ

2016.05.18

BMWの話題

縦置きエンジン

みなさんこんにちは。

 

札幌のBMW専門店 インポートカーBODENの橋本です。

 

いよいよ春本番で、北海道のもっとも良い季節を迎えようとしていますが皆さまいかがお過ごしでしょうか?

私は昨日の定休日にバイクに乗ろうと思ったのですが、いつの間にか車検が切れていることに気づきまして、結局バイクに乗るのも先延ばしになりそうです。。。

 

ところで、今日はエンジンのはなし。

 

 

 

225 i  アクティブツアラーxDrive Mスポーツ。

 

ご存知の通り、2シリーズアクティブツアラーはBMW初のFF車両です。

 

このクルマはそのFFをベースに4WD化した車両ですが、FFベースであることを証明する、

 

「横に置かれたエンジン」が違和感を感じますね。

 

前まではボンネットを開けると、ドーン!とBMW自慢のストレート6エンジンが鎮座しておりましたが、、

 

最近はFRベースの3シリーズも4気筒のちっちゃいエンジンが置かれていることがほとんどで、直6搭載車のために確保されているスペースがガランと空いている、という感じになっています。

 

この車はそのちっちゃいエンジンを真横に搭載しておりまして、お弁当箱みたいですね。

 

縦置きの大きいエンジンの搭載を前提としないエンジンルームはギッチリと埋まっております。

 

 

 

低いフロアからピョコンと伸びるシフトノブもFF車のそれで、ベースとなっているミニのシフトノブとそっくりですね。(右側の写真がミニです)

 

私は、FRベースの宿命でもあるプロペラシャフト用のトンネルが作り出す、高い位置のシフトノブやセンターコンソール、それによる運転席の適度な囲まれ感が好きなので、妙に開放的な運転席まわりにこれまた違和感を感じたりしています。。。

 

絵心がまったくなくて恐縮ですが(笑)、

 

「後輪を駆動させる」ためには後輪に向かって伸びるプロペラシャフトと同軸上に、同じ回転方向でエンジンを回す・・・・つまり、「縦置きエンジン」はモノの道理にかなっています。

 

この、「縦置きエンジン・後輪駆動」が最高に走りが楽しいと言われているBMWの走りを実現しているわけですが、実は、このFRシステムは、4WD化した時にも走りとの相性が素晴らしいんですね。

 

最近はFFベースの小型車両に、滑った時だけ後輪が動き出す4WDシステムを付けた車両が主流です。

 

世に言う、「スタンバイ式4WD」とか、「なんちゃって4WD」と言われているやつですね。

 

札幌市内を走る車も8割方はこれでしょう。

 

本格的なセンターデフを備えるフルタイム4WDは、ランクルとかパジェロとかの一部の車種に限定されてきています。

 

BMWの「xDrive」も、実は仕組み的にはセンターデフを持たない「スタンバイ式4WD」なんですね。

 

ただし、その駆動制御がヴィッツやフィットなんかとは比べものにならないくらい高度に組み込まれていて、DSC(横滑り防止装置)や、ABS、アクセル開度などと連携して、千分の1秒単位で前後の駆動バランスを変えているわけですが、

 

「メイン駆動輪(後輪)が滑り始めてから、もう一方(前輪)のタイヤを回す」

 

という基本概念はヴィッツやフィットのそれと同じです。

 

「まずは後輪が滑りだす」という挙動は、運転する人にとって「運転しやすい」「自然」「楽しい」という感覚を与えます。

自動車にとって「楽しい」というのは本当に重要な要素です。

 

そういう意味で、FR車はもちろん、4WDでも後輪駆動をベースとしているBMWの、

 

「後輪をスムースに駆動させる・・・・・エンジン縦置き」

 

という基本システムは、BMWのアイデンティティだと思うんです。

 

 

「・・・社長、そうは言っても、私は車にはそんなに詳しくないし、エンジンが縦置きとか、横置きとか、FRベースとか、FFベースとか、、走りにこだわっているわけでもないし、別にどうでもいいんですケド・・・。」

 

 

・・・・なんて声も実際ご来店されるお客様(特に女性とか若い男性)から聞いたりするんですが、、、

 

 

確かにそうかもしれないんですが、一般に「いい車」と言われているものが持っている本質的なもので、実際どっちのタイヤが動いてるのかなんてわからなくても、本能的に「これはイイ」とか「なんだか分からないけど運転しやすい」っていうのがあると思うんですよね。

 

実は、本来、横置きエンジンが当たり前のFF車で、かたくなに縦置きエンジンを追求している会社があります。

 

 

アウディとスバル。

 

 

この2社は、FFベース(前輪駆動)の車を作りながらも、エンジンを縦置き=つまり後輪をスムースに駆動させる、ことにこだわっています。

 

 

アウディとスバル・・・・みなさんどういう印象をお持ちでしょうか?

 

ご存知の通り、「4WDに強い」「4WDメーカー」「雪道といったらスバルかアウディでしょ」

 

みたいな、「圧倒的な4WDブランド」ですよね。

 

アウディが縦置きエンジン、なんて、アウディに乗られているお金持ちの奥様はほとんど知らないでしょう。

車に詳しくなくても、別にスピードを出すことにこだわっているわけでもなくても、

それでも本能的にというか、ものの本質的な良さ、みたいなものを感じて購入されるんだと思います。

 

 

その2社がFFにも関わらず、あえてコストもかかるし、メカニカル的な矛盾も起きる「縦置きエンジン」にこだわるのはやはり「後輪をスムースに回す」ということに尽きるのでしょう。

 

そう考えると、あくまでもFRがベースで、縦置きエンジンを搭載していて、物事の理にかなっているBMWというのは本当に素晴らしい車ではないでしょうか?

 

よく、ベンツ好きなオジサンが、

 

 

「Aクラス、Bクラスはベンツじゃねー!」

 

 

なんて言っていますが、それは価格とか見た目ではなく、ベンツらしい重厚な乗り心地と高級感をスポイルしてしまう、「FF車であること」を本能的、感覚的に感じているからではないかと思います。

 

 

アウディもエンジン縦置きなのは、A4以上のクラスだけで、A1やA3やTTクーペは横置きエンジンなんですよね。

 

ベンツおじさんの言葉を借りれば、

 

 

「A3なんてアウディの皮をかぶったVWゴルフ。A1なんてVWアップじゃねーか。」

 

 

冒頭の2シリーズも、、、

 

 

「BMWのエンブレムを付けてるけど、中身はミニでしょ。」

 

 

ということになりますね。

 

1年ほど前に放映されていた、木村文乃さん主演の「マザー・ゲーム」というドラマ。

 

お金持ちの幼稚園のセレブママたちが、子供の送迎に使う車、ということでBMW2シリーズが頻繁に利用されていましたが、この2シリーズ、というかFFベースのBMWは、BMWブランドの裾野を広げるための戦略商品であり、エントリーモデルなんでしょう。

 

FF車の代表格、VWゴルフと同クラスでありながら唯一のFRという「硬派な」イメージを貫いてきた1シリーズもFFになってしまいますし、なんだか寂しい気もしますが、1シリーズ→3シリーズ→5シリーズとステップアップしていく顧客を囲い込んでいくのもメーカーとして重要なんでしょうね。

 

 

と、言うわけで、FFのBMWは本当のBMWではない、と私も強く思うんです。

 

 

 

2シリーズの新車→3シリーズの新車のステップアップもいいですが、、、

もしかしら本当のBMWの良さを理解しないまま、次はレクサス買っちゃうかもしれませんよね。

 

 

3シリーズの中古で強烈なBMWアイデンティティを植え付けて、BMWファンになってもらった方がいいような気がするんですケド。。。

 

 

こんなにBMWの良さをアピールしてるんだから、BMWジャパンからなんかご褒美もらいたいくらいですわ 笑

 

 

BODENではやはり「強烈なBMWアイデンティティ」を追求する、「縦置きラインナップ」を増強していこうと思います。

 

 

2シリーズさんはオートオークションへ売却し、そのお金で縦置き1シリーズと3シリーズを買うつもりです!

 

 

熱いBMW魂を感じてくださいませ 笑

 

 

みなさまのお問い合わせ、ご来店、お待ちしております!!

 

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