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「北海道にBMWの良さを広めたい!」札幌のBMW専門店・インポートカーBODEN(ボーデン)橋本圭市の社長ブログ

2015.10.18

BMWの話題

BMWのストレート6の魅力

みなさんこんにちは。

 

札幌のBMW専門店  インポートカーBODENの橋本です。

初冠雪のニュースが届いたり、朝方は一桁の気温だったりして、いよいよ冬間近ですね。

 

 

そんな中、北海道に住む人にとって、クルマ選びは、

 

 

「いかに冬道を安全・快適に走ることができるか?」

 

 

という実用面を主眼に考えることが多いと思いますが、

本日は、「クルマってやっぱり楽しさを追求するものだよね。」・・というお話を。

 

 

2〜3日前のYahooニュースに出ていましたが、来年度のF1のレギュレーションが改訂になったそうです。

 

 

「すべてのF1マシンは、2本あるいは3本のエキゾーストを装備しなければならない。」

 

 

要は、、、「音が悪いからマフラーを増やして、少しでもいい音を出せ!」という趣旨のようです。

 

 

20数年前のF1ブーム以来、ほとんど見ていなかったので最近知ったのですが、F1マシンもいまやダウンサイジングの時代で、2014年シーズンからは、

 

 

「1600CC V6エンジン+ターボ」

 

 

の使用が義務付けられています。

 

 

「F1マシンがダウンサイジングの時代」ではなく、「走る実験場たるF1のダウンサイジング技術が市販車にフィードバックされている」というのが正しいのかもしれませんが・・・。

 

 

ところが、そのダウンサイジング1600CCエンジンですが、

 

 

「音がショボイ!!」

 

 

と、F1ファンから大ブーイングらしく、今回のルール改訂に繋がったとか・・・。

 

 

確かに、YouTubeでモナコグランプリの動画を見ましたが、私の知る、あの甲高い、身の悶えるようなエキゾーストノートは無くなっていて、動画撮影者の周りの雑音の方が気になったくらい。

 

https://www.youtube.com/watch?v=kfhEilKC70Q

 

2006年まではV10、2013年まではV8、2014年からはV6と、ダウンサイジング化が進んでいるわけですが、やはりF1にとって音は重要な要素なんですね。

 

さすがの「走る実験室」のF1も、やはりショービジネスでもあるわけで、走行性能とは全く関係のない、「音」という感覚的なものに気を使わなければならなくなったわけです。

 

 

そのF1の技術をフィードバックされて発売される市販車。

 

 

弊社の在庫ですが、2013年式のX1・xDrive20i Mスポーツ。

2000CCのダウンサイジングターボ搭載で、もちろん4WD。

燃費も良好で、街乗り・遠乗りも合わせて実燃費で10キロ/Lは走ります。

 

 

これを初めて乗ったら、「さすがBMW!いいクルマだねぇ。」

 

 

と誰もが思うはずです。

いいクルマだと思います。

 

 

 

 

ところが、コイツに乗ったら、、、

 

 

「これが本当のBMWか!!」

 

 

と思っていただけるのではと思います。

 

 

 

こちらの黒いのは、ボディも内装も全く一緒ですが、搭載エンジンが違います。

3000CCのノンターボ。

BMW伝家の宝刀、自然吸気ストレート6の最後の搭載モデルです。

 

 

BMWの新車ラインナップからはなくなってしまったエンジンです。

 

 

このX1のエンジン、とてもフィーリングがいいです。

 

アイドリングも、ドドド・・という重厚感があって、

アクセルを煽ると、、なんとも言えない吸気音、

高速を走ろうものなら、小さなボディに3000CCのエンジンを詰め込んだパワー感を堪能できます。

 

 

6速4000回転くらいで走ろうものなら、スピードはふわわキロに達して、ダウンフォースが本格的に効き始めて、路面に吸い付くような感覚が芽生えてきます。

「シルキーシックス」と呼ばれた名機は、まさに絹のような滑らかさで回り、気持ちのいい排気音の音色を奏で始めます。

 

 

 

「う〜ん。ストレート6、最高!!」

 

 

 

特にこの最終年式のストレート6は、もう集大成と呼べる代物ではないでしょうか。

 

 

これに乗ったあと、最新型の2000CCターボの、20iMスポーツに乗ってみると・・・・。

 

 

パラパラパラ・・という静かな、タペット音だけが響くアイドリング・・。

8速ATのおかげか、どんどんシフトアップしていくAT。

1600CCのF1よろしく、ブロロロ・・・という迫力のないサウンド。

100キロくらいで、「もうこれでノンビリ目的地に向かおう。」と思わせてくれる2000CCエンジン。

 

 

「Mスポーツとか言ってるけど、全然スポーツじゃないぞ。・・・これだったら、内装ゴージャスで、デザインがカッコイイ、アウディで十分じゃね?」

 

 

「つーか、マツダのCX-5のディーゼルでいいっしょ。安いし。」

 

 

「いやいや、もうこうなったら、そんなデカイのいらないよ。もう、スズキのハスラーでいいよ。なんせリッター30キロだし。」

 

 

と、なって、もはや何でもよくなってしまいそうです。。。。

 

 

話はF1に戻りますが、、

 

2011年のシーズン中にレッドブルというレーシングチームが編み出した、新技術、「エキゾーストブローイング」が問題になったことがあります。

 

これは、アクセルオフの状態でも、エンジンからの排気を車体の下に流し続けて、ダウンフォースを得るというものらしいです。

 

ドライバーはアクセルオフしているのに、マシンが勝手に排気を排出しているので、コーナリングで減速中でも奇妙な排気音を出し続けて曲がっていく異様な姿が生まれたわけですが、これがF1のレギュレーションで禁止されている、

 

 

「可変空力装置」

 

 

にあたるのでは?と他チームからクレームが上がったんですね。

 

 

F1発祥の地、イギリスの伝統サーキット、シルバーストーングランプリ寸前で起きたこの騒動は、予選開始1時間前まで揉めたそうです。

 

 

「常時アクセル開度10%なら許可する。」とするFIA(主催団体)。

 

 

「アクセル開度50%は認められるべきだ。」と主張するレッドブル。

 

 

いよいよ予選が始まってしまう、、という寸前でその論争を断ち切ったのは、、、

 

 

レース前のイベントでサーキットを走行していた、往年のF1マシン、「フェラーリ375」

 

 

FIAの幹部も、レッドブルの責任者も、現在のF1にはない、V型12気筒のなんともいえない趣のあるエキゾーストノートを聞いて、速く走るだけではない、もっと重要なものに気付いたのでしょう。

 

 

「アクセル開度は20%を許可。」

 

 

と、妥協が成立し、レースは無事開催されたそうです。

 

 

 

やはり、機能やデザインや、実用性だけではない、重要な「なにか」がクルマには詰まっていると思うのです。

 

 

BMWがもつ最大の「なにか」。

 

 

「直列6気筒自然吸気シルキーシックス。」

 

 

の在庫台数を増やして、みなさまのご来店、お問い合わせお待ちしております!

 

 

冬道も存分に楽しめますよ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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