社長BLOG

みなさんこんにちは。

札幌のBMW専門店インポートカーBODENの橋本です。

多くの接客業がそうですが、弊社も少ない人数で運営しておりますので、なかなか普通の会社のように「優雅にランチタイム」とはいかないものです。

必然的に出前とか、コンビニとかになるわけですが・・・。

その日はどうしてもジャンキーな味が食べたくなり、弊社事務員のHさん（現在ダイエット中）にマクドナルドを買ってきてもらうことになりました。

Hさん「社長は何にします？」

私　　「ビッグマックセットで。」

Hさん「飲み物は？」

私　　「コーラ」

Hさん 「ダイエットコーラにします？」

私　　「・・・ダイエットコーラ？なんじゃそりゃ。ダイエットしたいならウーロン茶飲むし、そもそもジャンクフードの代表格たるマクドナルドは食わん！俺はそういう中途半端な存在が大嫌いなんだ！だからコーラ。糖分と身体に悪いものが一杯詰まった男の飲み物、コカコーラ！」

・・・と言うと、うるせえオヤジだな、また言ってるよ。と思われるのがオチなので、心の中で叫んでいましたが・・。

なぜ、この話をしたかと言うと・・。

BMW界のダイエットコーラ（と私が勝手に呼んでいる）、3シリーズセダンの4WDを仕入れたからです。

E90型330Xi ハイライン。

4WDの証、「Xi」のエンブレム。

最近のBMWはそうではなくなってきましたが、、、この世代のBMWといえば、やはり「ストレート６のエンジン」に、「FRレイアウト」。

これこそがBMWのアイデンティティであり、BMWに乗る理由。

というと古臭いのかもしれないですが、研ぎ澄まされた日本刀のような美しさと潔さを感じます。

料理に例えるなら、一流の割烹料理店の京料理の上品な味わい。

「・・・・そんな栄養のないもの食ってたってパワーが出ないよ！やっぱり肉！ステーキでしょ！」

というアメリカン志向ならば、悪路走破性の高い、アイスバーンでも深い新雪でも、30センチはありそうな雪のわだちでも、万能に走り抜ける、SUV(BMWならばXシリーズ）を選べばいい。

X3もX5も、アメリカ市場がメインターゲットですしね。

この「3シリーズの4WD」っていうのは、板前さんが出してくれた割烹料理に、味見もせずに、醤油と塩をぶっかけているようで、どうも好きになれなかったのもあって、オープン以来、初の仕入となりました。

実際、中古車市場でもほとんど見かけることもなく、仮にあったとしても、恐ろしく状態が悪い。

おそらく新車時の販売台数の8割くらいは北海道での販売で、さんざん雪道を使い倒して、走行も10万キロ以上走った、「使い終わった」車両が出回ってくるくらいです。

今回のこの330Xiは、京都で使われていた車両で、走行も55000キロ。
ワンオーナーで、下回りのサビも一切なし。

あまりの状態の良さに、仕入をしてしまいました。

この世代までの3シリーズ・5シリーズの4WDは、左ハンドルしかないのですが、これがかなりいい。

店長の飯島くんが気付いたのですが、右のE90と比べて運転席の足元も広いし、着座してもいつも以上にしっくり来る。。

E90はほとんどが右ハンドルなので、昔の外車のように明らかにペダルの位置が不自然とかはないので違和感はないのですが、左ハンドルに乗ると、この車が本来左ハンドルで設計されていることがよく分かりました。

走りはやはりBMWで、アウディなどのFFベースの4WDとは明らかに違う。
3000CCのエンジンはやっぱり気持ちいいし。

ムムム。。。ダイエットコーラとはいえ、コーラのいいところはちゃんと受け継いでいるじゃないか。

実際、誰もが走りの楽しさとか、FRにこだわっているわけじゃないし、

「BMWのデザインと雰囲気が好き」

という方も多いと思いますので、状態のいいものが見つかれば、意外といい選択かもしれませんね。

やっぱり、マクドナルド食べたらウーロン茶じゃ物足りないし、コーラの喉元を過ぎる時の爽快感は味わえるので、ダイエットコーラの存在もありかもしれません。笑

みなさまの色々なご希望や、お好み、使用目的に応じて最適なご提案をさせていただきますので、ご来店・お問い合わせをお待ちしております！