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「北海道にBMWの良さを広めたい!」札幌のBMW専門店・インポートカーBODEN(ボーデン)橋本圭市の社長ブログ

【BMW i8を使い倒してみる】そもそもi8とはどういう車!?

みなさまこんにちは!

札幌のBMW専門店 インポートカーBODEN(ボーデン)の橋本です。

 

いよいよ春本番、、BODEN(ボーデン)はお客様の夏タイヤへの交換で忙しい日々を送っております。

みなさまいかがお過ごしでしょうか?

10連休もあることですし、春になったし、最高のお休みとなるといいですね!(・・私はずっと仕事です(涙))

 

 

 

さて、新シリーズ、、「i8を使い倒してみる」ですが、、3月の後半にショールームから引っ張り出しまして、、1ヶ月程乗ってみたところですが、、

 

 

本日は、、「そもそもBMW i8とはどんなクルマなのか?」というところからレポートさせていただきますね。

 

 

BMW i8

(ちなみに「i」はカーボンファイバーを指しているそうで、カーボンは軽量化と高剛性、リサイクル性の高さが大きなメリットだそうです。740e  iパフォーマンスというグレードがありますが、こちらもカーボンを多用しているということですね。)

 

主要諸元は、、

 

電気モーター搭載のプラグイン・ハイブリッド(いわゆるPHEV)。

搭載バッテリー量は、7.1kWh。

(多いんだか少ないんだか分かんないですねー。ちなみにプリウスPHEVは8.8kWh。巨体を誇る740e iパフォーマンスで、9.1kWh。・・・プリウスに近い数値だからまあまあがんばってる方なのかな?)

 

(純粋なEVである日産・リーフが62kWh、BMW i3の最新型が42kWh、電気自動車最高航続距離のテスラ・モデルSで100kWhだから、、それらと比べるとあくまでもハイブリッド車であり、ガソリンエンジンの助けが必要なことがよく分かりますね。)

 

 

・・ただ、、あくまでもガソリンエンジンが主体であり、その動力や減速エネルギーで充電する通常のハイブリッド車と比べると、、少ないとはいえ、搭載電池量までは電源コンセントを差すことによって充電を行え、電池がなくなるまでは完全なEVとして利用できるという意味では、、よりEVに近い車だと思います。

 

エンジンは、わずか1500CC。

しかも3気筒!

 

およそ2000万円もするスポーツカーがそんな小さなエンジン積んでるなんて、、にわかに信じられないですね(笑)。

これを後席の後ろにミッドシップに搭載。

最近のポルシェなんかもそうですが、かなり面倒臭い作業を行ってカバーを外さないと、エンジンすら目視することができません。

(写真撮るから外してよ、、とメカニック・ヨネに頼んだら、、忙しいから後にして。と言われたので、、社長の威厳がないので、、カバーの写真で勘弁して下さい(笑)

 

フロントのボンネットフードの中にはモーターが入っていますが、、これまた独特な儀式を経ないと開けることもできません。

どんどん時代が変わってきますね。

 

 

その小さなエンジンが後輪を駆動し、、モーターが前輪を駆動するという変則的なフルタイム4WD車です。

馬力は、エンジンが231馬力(1500ccターボで230馬力というのも凄いですね)、モーターが131馬力の合計362馬力。

 

・・・十分な馬力ですが、、最近の500馬力とか600馬力のスーパースポーツと比べると、結構ショボく見えます(笑)

ただ、、カーボンを多用したボディによって車両重量は1500キロしかありません。

 

いわゆるパワーウェイトレシオ(総重量÷馬力)で見てみると、、

ポルシェ911ターボS  1680kg÷570PS=2.94

BMW M6       1910kg÷560PS=3,41

BMW i8      1500kg÷362PS=4.14

BMW M2       1580kg÷370PS=4.27

インプレッサWRX    1420kg÷308PS=4.61

 

ポルシェ911やM6のようなサーキットで戦うことを前提とした車には及びませんが、、

実際には軽量なボディとよく曲がるハンドリングで公道では最速、、と言われるインプレッサやM2を凌駕しており、、

i8は小型軽量の「コーナリングマシン」だということがよく分かりますね。

 

ミッドシップの車は初めて乗りましたが、、ちょっと乗った感じ、コーナリングは今までのFRのBMWに比べ更にいい感じがしますので、、腕が追いつけば、、(汗)、、メチャクチャ峠道は速いと思います。

走りの方はまたあらためてレポートいたしますね。

 

 

派手な外見とは裏腹に、、、

実はとても乗りやすい車です。

「COMFORTモード」または「ECO PROモード」で走っている限り、、プリウスに乗っているいるのとほとんど感覚は変わりません。

前輪しか動いていない、、「普通のFFのEV」ですから。

 

写真左下に燃費が写っていますが、、この1ヶ月の平均燃費は、19.1km/L。

ガソリンは最初に1回入れただけです(満タンで42L)。

今までのE63・M6では週に1回、下手したら2回給油して、、毎回諭吉さんがいなくなってましたからね、、。

なんか江戸時代から現代にタイムスリップした人みたいに、、時代の進化に今更驚いております(笑)。

 

 

シフトレバーを左に倒すと、、、

 

メーターパネルは、派手なオレンジと赤の配色に変わり、、「ヤル気モード」に突入します。

無音だった室内には、、リアエンジンが目覚めたドドドドド・・・・という低音が響きます。

 

この音は、、実は、、実際の3気筒エンジンの音があまりにショボいので、、、「6気筒風」にアレンジされた人工音で、、スピーカーから流されているものです。

 

ご丁寧にマフラーの横に、外にいる人向けのスピーカーも付いている模様(笑)。

 

 

ちょっと踏むと、、、速い、速い。

 

 

さすが、、M2をも凌駕するスペックを感じさせます。

 

 

パドルシフトのマイナスを押してシフトダウンすると、、、

 

 

「フォン!」

 

 

というブリッピング音まで!!(もちろん人工音)

 

 

なかなかその気にさせてくれます。

 

 

E63・M6の、その音色だけで脳が溶ろけてしまいそうな、、、「ホンモノ」のブリッピング音には到底及ばない、、コモったような音ですけど。。。

 

 

・・・でも、普段の通勤はまるでプリウスのように楽に、、燃料を使わずに走り、、いざ本気、となればメチャクチャ速い!というのなんかカッコイイかな。。。(笑)

いい歳したオッサンが年柄年中フォンフォン言わせてるのも、微妙だしね。

 

 

やはり、外見上の最大の特徴はこのガルウィングドアでしょう。

 

1970年代のスーパーカーブーム、、、ランボルギーニ・カウンタックのドアに憧れた人は多いのではないでしょうか?

 

 

スーパーカーには「音」は重要な要素な一つですが、、(残念ながらi8にはその要素はない。。)

「外観」はこれまた重要な要素でしょう。

 

厳密には、「ガル・ウィング」とは「カモメの翼」を意味し、、往年の名車、ベンツSLのようなドアを差すらしいですね。

 

でもね、ガル・ウィング。・・・なんか格好いい響きじゃないですか。

 

 

BMWのマニュアルにも「ガルウィング」って書いてあるし、、

 

 

あえて言おう、、、「BMW  i8はガル・ウィングドアが最大の特長であると!」

 

 

自分のクルマに乗る時、、「やっぱ格好いいよなー。俺の車。」って思っている人、多いと思います。

そういうのって、やっぱり、乗り込んだあと、、「ワクワクする」んですよね!

弊社はお客様に「ワクワク」を提供する会社ですから、、やはり、クルマの外観というのは非常に重要な要素だと思います。

 

 

・・・ところでね、、E63・M6に乗っていた時、、結構注目されたんですヨ。

 

 

注目されるといってもネ・・・街中にいる人には「ウルセー車だな・・」みたいな感じにしか見られてなかったと思うんですけど、

 

 

インプレッサ

ユーノスロードスター

アルファロメオ

ポルシェ911

BMWの6気筒車

 

 

とかに乗った「真のクルマ好きの人たち」からの視線を感じたんですよね。

煽るわけでもなく、ズーッと付いてきたり、、横に並んでチラチラ見てきたりね。。

 

 

「うんうん、分かるぞ〜。クルマ好きならたまらないよな。M6は。しかも10気筒。あなたの車もいいですね!渋い車ですよね!」

 

 

なんていうアイコンタクトとテレパシーを感じてたんですよ(笑)

 

・・・同じ釜のメシを食った、戦友的な?

 

 

i8は、、別の意味で注目される車ですね。

ススキノの小道みたいなとこをスーッと走った時、、

 

 

なんか偉い人を迎えに来ている、黒のアルファードに乗った、、その筋の人たち・・・

なんかやたら若いのに現行パナメーラを路駐してタバコを吸っている、、その筋の人たち・・・

なんか真っ黒ボディでメッキのホイールを付けて、ウィンカーが全部LEDになったハイエースに乗った、、その筋の人たち・・・

最終型セルシオの後期モデルとかで、やけにローダウンしてて、ナンバーが777とかの、、その筋に向かっていそうな人たち・・・

 

 

そんな方々の注目がスゴいんですよ!

ガン見してくるんですよ!

 

 

・・・なんか違う〜!!もちろんBMWのファンなんかじゃない、、BODENのお客様の層とも全く違う、、

 

 

なんか違うぞ〜!!

 

 

・・・やはり「最大の特長」のガルウィングを擁する派手な外観がBMWらしくないのか??

 

 

「質実剛健」「羊の皮をかぶった狼」

 

 

これこそがBMWの真の魅力ではないのか??

 

 

色々考えさせられますが、、またあらためて色々なレポートをしていきたいと思います。

 

 

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