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BODEN BLOG
ボーデンスタッフのブログ
北海道にBMWの良さを広めたい!札幌のBMW専門店・インポートカーBODENのブログでは、
BMWの情報や、店のお知らせ、BODENのスタッフを知って頂くため日々の出来事をご紹介します。
「北海道にBMWの良さを広めたい!」札幌のBMW専門店・インポートカーBODEN(ボーデン)橋本圭市の社長ブログ
2015.11.21
みなさんこんにちは。
札幌のBMW専門店 インポートカーBODEN の橋本です。
いよいよ寒くなって来ましたね!8割くらいの方は、もうスタッドレスタイヤに履き替えた頃でしょうか?
私は例年通り、ギリギリまでBMWの走りを堪能すべく、まだ夏タイヤで粘っています(笑)
BODENもオープンから3年半が経ちまして、おかげさまで弊社でご購入いただいたお客様の数も数百人になってきています。
ご購入いただいたお客様以外にも、修理や車検だけのお客様にも弊社の会員制コミュニティ「BODEN CLUB」にご加入いただいているので、そういったお客様の管理が大変になってきておりまして、新しい顧客管理システムを導入しまして、現在移行作業を進めております。
その移行作業時に、お客様の車検証データを全て入力するのですが、数百台の車検証データをシコシコと入力する内に、あらためて気づいたことがあります。
「BMWって本当に50:50の前後重量バランスを保っているんだ〜。」
・・・おいおい、社長、何を今さら言ってるの・・?
と言われてしまいそうですが(笑)、いろいろな車の車検証データを見ていると、前後重量配分を50:50に保つことはどれだけ大変なことか、文系の私でも分かってくる気がするんです。
例えば、超重量級の7シリーズ。(E65)
こちらの重量配分はこんな感じ。
車両重量1,980キロに対し、前輪荷重1,000キロ。 駆動輪である後輪の荷重は、980キロ。
前50.5 : 後49.5
の見事な重量配分。
一見、走りとか、操縦性とは縁遠いVIPサルーンですが、しっかりとBMWのDNAは注入されています。
4駆王国の北海道で人気のアウディA6。(C6)
こちらはどうでしょう?
車重1,790キロに対し、前輪荷重は1,020キロで、200キロも重量の重い、7シリーズと同じ荷重が前輪にかかっています。
前 57 : 後 43
の、FF車同様のフロントヘビー。
「駆け抜ける歓び」は感じられなさそうです。
4WDのアウディは北海道で大人気ですが、バランスが取れない車体を、無理やりクワトロシステムという電子制御4WDで走破性を高めているように見えます。
同じような電子制御4WDシステムを搭載する、大型SUV、X5(E70)はどうか??
車重2,130キロに対し、前輪荷重は1,050キロ、後輪荷重は1,080キロと、むしろ後輪側の方が重い。
4WDであっても、「自動車の理想型」と言われるFRをベースに車造りをしているのがよく分かりますね。
いろいろなサイトを徘徊していて、面白い記事を見つけました。
スカイラインFRに乗る方の記事ですが、
R34スカイラインの 56 : 44 から
R35スカイラインの 52 : 48 で、
登れなかった坂道がグイグイ登るようになった。と、重量配分の重要性を伝えていらっしゃいます。
スカイラインなんて生粋のFRのイメージですが、R34という丸目テールの最後のスカイラインでさえ、55 : 45 の重量配分しか実現できなかったんですね。
・・・・そう考えると、ほぼ全ての車が、50〜51 : 50〜49 の重量配分を保っているBMWというメーカーの心意気は凄まじいものがありますね。
先程のアウディA6とほぼ同クラスの、BMW530i Mスポーツ(E60)。
よく、FR車は後輪荷重が足りないから、「トランクに砂袋とか、コンクリートブロックを詰め!」なんて言われますが、そんな必要なさそうです。
北海道で4WDが急速に普及し出したのは、おそらく20年くらい前のスパイクタイヤの禁止からでしょう。
今までスパイクピンでガッチリと路面を掴んでいたFR車が、スタッドレスになって急激に雪道に弱くなった。。
「FR車は坂道で登らない。」とか、「交差点で動けなくなった。」・・だからFRはダメなんだと言われている方は大半が40代〜60代の方で、その時のトラウマが強烈に染み付いているのではないでしょうか?
スパイクタイヤが廃止になった90年代、スカイラインはR32の時代でしょう。
前後重量配分が 55 : 45 だったとすると、先程のE60の車重に当てはめると、前920キロ・後750キロということになります。
E60の後輪荷重は830キロですから、確かにスカイラインは後輪に砂袋を積む必要がありそうです。
砂袋どころか、結構大柄な成人男性を常に同乗させる必要がありそうです。
55 : 45 なのか、 50 : 50 なのか?
数字で見ると、わずか5%の違いで、大差ないように感じますが、本当に大きい数字だと思います。
「FRは雪道に弱い。」
は、事実です。
が、優れたFRはそんなことはないんです。
そろそろ雪の季節です。
ぜひ、単なる駆動方式ではく、車としての素性の良さを体験してみてください!
試乗車を多数ご用意してお待ちしております!!
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