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「北海道にBMWの良さを広めたい!」札幌のBMW専門店・インポートカーBODEN(ボーデン)橋本圭市の社長ブログ

2015.03.02

BMWの話題

BMW320d〜BMWのディーゼルってどうなの?〜

みなさんこんにちは。
札幌のBMW専門店 インポートカーBODENの橋本です。
前回更新から1ヶ月も経ってしまいました。。スミマセン

 

その間にすっかり雪解けも進み、札幌はすっかり路面が出ていますね。

 

今年は雪も少ないようで、弊社店舗のロードヒーティングの灯油代も、去年までは週に約50,000円かかっていたものが、今年は毎週約10,000円前後。

 

燃料代も下がってきたし、ありがたいことです。

 

 

 

ところで燃料代つながりですが、最近流行りの省エネ志向(Blue performance efficiency)の代表格、BMW320dの実力はどうなんでしょうか?

 

 

F30型 BMW320d ブルーパフォーマンスMスポーツ 2012年モデル
BMWのモデルを表記する場合、E46とか、E70といった「モデルネーム」で呼ぶ場合が多いですが、2011年の7シリーズF01型から、新世代の「F型」になっています。

 

このF30型の3シリーズも出たばかりの頃は、「なんだかカッコワルイな~。」なんて思っていましたが、今見るとカッコイイですね~。

 

やはりデザイナーは我々の感覚の先へ先へ行っているんですね。

 


ところで、少し前(というか20年以上前?)の感覚で欧州車と言えば、「自然吸気。大排気量エンジン。」

 

国産車が5ナンバー枠(排気量2000CC以下)を超えないように、ハイパフォーマンス車が2000CCエンジン+ターボを装備していた時代、ベンツやBMWは3500CCとか、5000CCとかの大排気量エンジンを搭載していました。

 

「パワーが欲しいなら、欧州車のように排気量を増やすことによってトルクを増やさんかい!」

とか、

「だから国産は欧州車のように上質さが足りないんだ!」

 

 

なんていう自動車評論家がたくさんいましたね。

明確な商品特性の違いがありました。

 

 

今は、5ナンバー、3ナンバーで税金が違うってこともないので(排気量による自動車税の違いはありますが)、国産車も世界基準で車を作っているのでこういった違いはなくなりましたが。

 

それでも、BMWと言えば発進時の図太いトルクと、低音で腹に響くようなアイドリング、シルキーシックスと呼ばれる直列6気筒エンジンの気持ちいい吹け上がり、というアイデンティティは脈々と受け継がれてきました。

 

 

今回のこの「F型」はそれらを捨てて、小排気量+低燃費ターボ+アイドリングストップに回生ブレーキ(ブレーキ時の制動エネルギーを電気に換える)といった、時代の潮流に合わせたモデルになっています。

 

「efficiency」

 

は、「効率」という意味らしいですね。

 

 

エンジン効率を最大限に高めて、地球環境の保護に努めましょう、ということでしょうか。

 

 

果たして、その「効率」の実力はいかがなものか?

 

 

この320d、テストドライブしてみました。

 

エンジンをかけて、最初に思ったのは、、、。

 

 

「なんだ、この音・・。うちの搬送車いすゞ エルフと一緒じゃねーか!」

 

 

もちろん、ディーゼルエンジンなので致し方ないのですが、先日販売したX5のディーゼルはもうちょっと上質な音でしたので、結構なディーゼル音に正直驚きました。

 

 

ちなみにエンジン音はこちらから視聴できます↓

 

https://www.youtube.com/watch?v=v9wnu_QGqlA

 

 

エンジンが汚いのは、到着したばかりで洗車もしていないのでご容赦を。

 

 

「う~ん。外観がMスポーツでメチャクチャかっこいいのに、凄い違和感。とても残念。」

 

 

なんて思っていたのですが、、、。

 

 

乗ってみると、、、、。

 

 

「えっ、いいんじゃない?コレ。」

 

でした。

 

 

 

一昔前の重厚な感じは全くなく、軽やかな吹け上がりですが、トルク感はたっぷりあって、8速ATの恩恵なのか加速もとてもスムース。

 

 

十分に速いです。

 

 

コーナーリングも秀逸で、やっぱりこれはいかにもBMWらしい。

 

 

しばらく走って燃費計を見てみると、、

 

 

「18.7km/L」を表示しています。

 

 

実燃費で18キロ。しかも燃料は軽油。

 

軽油は最近は95円位で売ってますね。

 

 

燃料タンクは57Lだから、リッター18キロだと、、、1回の満タンでちょうど1000キロ走る計算です。

 

 

リッター95円で5,500円。

 

1000キロ走るのに5,500円かぁ。

 

 

これは、図太い排気音やシルキーシックスの官能的な音を捨てさせてしまう誘惑がありますね~。

 

 

私の自家用車BMW645Ciは、タンク70L。

 

 

以前知床に行った時は、満タンで800キロ走りましたが、札幌市内での渋滞通勤路だと350キロしか走りません。

 

 

70Lで350キロだからリッター5キロ。

 

 

車の燃費計は4.8キロを差していますので、概ね正確だと思います。

 

(余談ですが、BMWの計器は非常に正確です。さすが元飛行機メーカー。トヨタの「よく見せようとする燃費計とは違いますよ!)

 

 

計算すると、1000キロ走るのに30,000円。

 

 

う~ん。この金額を見てしまうと、「Blue performance efficiency」、恐るべしですね。

 

 

BMWは長らく、「Freude am Fahren(駆け抜ける歓び)」

 

 

という走りを最大限に高めるという標語を掲げてきました。

 

 

現在は、「BMW Efficient Dynamics」

 

 

を掲げ、エンジン効率とダイナミックな走りを両立させようとしています。

 

 

今回のこの320dは、そのBMWの新しいメッセージを十分に考えさせてくれる1台だと思います。

 

 

こちらの車、総額315万円で販売予定です。

 

 

前型のE90の6気筒搭載車の323iは、総額220万円程でMスポーツの上質車が買えます。

 

 

差額は100万円。

 

 

323iは、645Ci程燃費は悪くありません。街乗りでも8キロは走るので、計算すると、、。

 

 

年間15,000キロの走行で5年以上乗れば車両価格をペイすることができます。

 

 

こういった選択もアリかもしれませんね。

 

 

まあ、でも日本では「エコ」というと、「Economy」・・経済合理性だけを考えがちですが、お金の計算だけじゃなくて、本来の「エコ」・・・「Ecology」つまり地球環境に貢献したいと考えるかどうか、自分の信念に基づいて車を選ぶべきかと思いますね。

 

 

エコだけを追求するなら、軽自動車の方がより「エコ」ですし、本当に地球環境を考えるなら、車に乗ることをやめればいいわけですし、もっと言えば、原発も何もかも廃止して、電気も使わない原始人的な生活が、一番環境に優しいわけですよね。

 

 

文明を持った人類ならではの楽しみを追求するのか、ヒッピーのように文明を否定するのか、金勘定だけで行きていくのか・・。正に「生き方の選択」だと思います。

 

 

私は、、BMWに乗る以上、野太いエキゾーストノートと、大排気量が最大に生かせる矢のような高速巡航と、

何よりステアリングを握っているだけでワクワクしてくる、

リッター5キロの645Ciにこれからも乗り続けると思います 笑

 

 

みなさんのご来店、お問い合わせ、お待ちしております!

 

 

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