整備士BLOG

皆様はアイドリングの時に少し振動が大きくなったと感じた事はないでしょうか？

アイドリング時の振動が少し大きくなったと感じる時の原因はいくつかございますが、

経年劣化で起こる事がございます。

今回ご紹介させていただく事例はエンジンマウント交換でございます。

エンジンマウントとは、エンジンを車体に固定するための部品で、主にゴム製になっております。

エンジンマウントが正常な状態であればエンジンを固定するだけでなく、

車体に伝わるエンジンの振動を軽減してくれています。

このエンジンマウントは経年劣化によりゴムは固くなりヒビ割れてしまいます。

その状態でエンジンの振動を受け続けると劣化を早めてしまい、

振動軽減の機能が低下してしまいます。

その結果、アイドリング時に振動を感じたり、加減速時の振動や異音、

それだけではなく車体の様々な部品にも振動により負荷がかかってしまいます。

今回交換をしたX1は、劣化によりゴム部分がちぎれてしまい、

部品が完全に2つに別れてしまっていました。

交換前は振動がひどい状態でしたが、エンジンマウントの交換により、

振動がなく快適に乗れる状態へともどりました。

今まで感じる事のなかった振動を感じる場合は、

エンジンマウントが劣化しているかもしれません。

弊社でもエンジンマウントの交換を行ってておりますので、

気になる方は是非一度点検にお越しください。